休憩時間のクセ

休憩時間のクセ

よくオフィス街で見かけるお昼の光景は、12時を過ぎると各ビルから多くの会社員たちが制服のまま出てきてランチに向う様子を見る事ができますよね。ですがこのような昼休憩は美容師にとっては縁のない事です。美容室の営業方法としては、基本的に昼休みはありません。お昼時に一度お店を閉める、と言う事をしている美容室は、滅多にありません。あるとしたら個人で経営している小さな美容室だろうと考えられます。美容室ではお店を空けている、と言う事はその間美容師も働いている、と言う事です。つまり美容師たちは交代で食事を摂って休憩をしているんですね。ですが上手く交代しなければ自分を指名してくれているお客さんを待たせてしまうような事になりかねません。ですからきっちり一時間なんて休憩が取れる美容室は滅多にない、と言われているようです。つまり空いている時間に「今なら抜けてもスタッフやお客さんに迷惑をかけない」と言う時間を自分で見つけて急いで食事を摂る、というのが美容師にとっての普通の昼休憩の様子のようです。その落ち着かない昼休みや、食事をかけ込むようにして食べるくせは、オフの日にでもついつい出てしまう様です。落ち着いて時間制限も無く座って食事を摂る、と言う事の方がなんとなく落ち着かなくてついつい早食いになってしまう、というのは「美容師あるある」の一つの様です。美容師のアシスタント時代は、雑用や掃除、お客さんとのふれあいと言えばシャンプーの時間、と言う感じの毎日の様ですから、そんなにお客さんとしゃべる機会は無いかもしれません。ですが美容師としてお客さんの髪の毛を切るようになったら、お客さんとのトークが必要になります。多くの美容師たちはカットの間もパーマのロッドを巻く間も話をしてくれます。よほどお客さんが嫌な顔をしない限り、お客さんを楽しませるようなトークをする事も美容師の仕事の一つとなっているからです。そうすると手を動かしている以上に口を動かしている、という毎日になるんですね。カットする手も疲れるかもしれませんが、それ以上に喉を傷めてしまう美容師も結構多いそうです。喉を傷める原因の一つに水分を取ることが難しい、と言う事もあるようです。お客様の前でお茶を飲むわけにもいきませんし、バックヤードでゆっくり飲む事も難しいです。そして何よりも美容師はできるだけ水分を摂らない様にしている理由の一つは、トイレに行く回数を減らしたいから、と言う事の様です。総合して考えてみると美容師は仕事中はゆっくり食事もできない、しゃべり続けて声が枯れてくる、トイレに思った時に行く事が出来ない、と言う感じなんですね。アシスタント時代が辛い、と言われていますが、一人前の美容師でも過酷な仕事ぶりなんですね。川口 美容室